青年会議所が在る目的は、「明るい豊かな社会の実現」です。

　そして我が委員会の目標は、「次世代が魅力を感じる地域創生の実現」です。

　現状の日立市は、茨城県南部のマーケットの活性化による過疎、行政による各支援対策の遅延などにより、転出超過都市全国ワースト２位という結果であり、人口流出・まちの陳腐化が大きな課題として世に浮き彫りになっています。

　このまちに育ててもらった我々にとってこの問題を決して傍観者として捉えてはいけません。この愛する我まちの現状を捉え、若きプロボノ集団である青年会議所メンバーとして我々ができる貢献は無限にあります。

　先ず「地域」の視点から、元気がないまちに魅力を漲らせ活力を与える為に、市民の意見、特に「若き力」の行動力や柔軟な発想というエネルギーが必要不可欠であります。日立市は高齢者が人口全体の４割を占め、また、日立市の行政も主に年齢層が高い方がまとめており、若い人材の育成を必要としているのが現状です。しかし、市民、特に若い人の政治への無関心さがあるのも事実です。そこで、行政と市民とを繋ぐ架け橋となるのが我々の役目です。まち全体が一体となって地域をより良い方向へ導く一助となるような、まちの記録と人の記憶に残るような事業を行います。

　「次世代」に関して、「人は城、人は石垣」というように、地域の活性化の為には「人」が必要であり、多くの人に地域を好きになってもらい、多くの人に住んでもらい、多くの「未来を担う次世代」を生み出す事も重要な事柄です。そしてその「次世代」達に大きな夢をもってもらい、その大きな夢の先に、己が目指すべきものを探し、その夢の実現により個々の人格を磨き、その磨きぬいた人間力の集結によりまちづくりにさらにより良い影響を与えます。その「夢を持つ意義と価値」を次世代に伝えるのは、私たちの大切な役目です。

　地域創生の一端を担っている青年会議所メンバーが主となり、使命感を持って明るい未来への一燈照隅となる活動に取り組む事により、波動が伝わり、まち全体の意識が高まり、自分達が奉仕の下に行動した答えが必ず結果として表れます。

　同志である皆さまと共に活動を行える事に感謝致します。一年間、どうぞ宜しくお願い致します。