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所 信 |
2007年度(社)日立青年会議所
第41代理事長 五十嵐 雅人 |
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あなたは今、青年会議所のメンバーであるという自覚と責任を持って行動していますか。
あなたは今、青年会議所の魅力を人に伝えられますか。
あなたは今、青年会議所のバッヂに重みを感じていますか。
「創造とふれあいの都市、日立」このまちがどうあってほしいと皆さんは願いますか。
また、そのイメージするまちの実現に向かって私たちは今、何ができると思いますか。
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戦後60年が経過した今日、日本は終戦直後からは想像もつかないほどの高度経済成長をとげ、現在の経済大国を築き上げました。社会が物質的に豊になった反面、他者への無関心、犯罪の増加、凶悪化、低年齢化が進み、メディアにおいては、連日のように目を覆いたくなるような犯罪や事件が後を絶ちません。日立のまちにおいても犯罪件数の増加、まちの至る所に見受けられる落書き、ゴミの散乱・・・まち全体が大切なものを喪失してしまったように感じます。
歴史をさかのぼる事約400年、「朝日立ち昇るさまは領内一」徳川光圀公がこの地方を訪れ神峰山に参拝した時に、太平洋から朝日が昇るさまを眺めてつぶやいたこの言葉が、日立市の命名の由来だという説があります。皆さんは、このまちがどうあってほしいと思いますか。
ひかりは万物の創造の源です。私は、家族や友人そして子供たちの生活するこのまちが、何時までも光り輝いていてほしいと思います。そのためには自らのアンテナを高くし、些細なことでも行政任せ他人任せにするのでなく、市民一人ひとりがこのまちのあらゆる事に関心を持つ事が大切であると感じています。
そして我々JCは、このまちを支えていく責任世代の市民として、常に時代に先駆けた感覚を持ち、「自らのまちは自らで創る」という気概を持って、今、我々は何をすべきなのか、何をしていかなければならないのかを考え、何事においても臆することなく地域のオピニオンリーダーとして率先して行動していかなければならないのではないでしょうか。
時は止まる事を知りません。今やらずして何時できるのか・・・今日やらずして明日できるのか・・・
我々は強く意識して行動していかなければなりません。
「行動を起こす好機は、いつも“今”なのです。」 |
歴史の継承と発展 |
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1966年、高い志を持った青年が日立のまちで集い、全国で340番目の青年会議所を誕生させました。それから40年、明るい豊な社会の実現に向かって、様々な社会問題や地域の課題に取り組み、今日の(社)日立青年会議所の歴史を脈々と築き上げてこられました。私たち現役メンバーは、諸先輩方が築き上げた40年の足跡を胸に刻み、その歴史と伝統を進化継承させていかなければなりません。そしてこれからも、このまちに必要とされる存在であり続けるために、未来を見据えた運動展開をしていかなければなりません。
2007年度、未来に向けてのビジョンを明確に持てるよう、大いに議論し、メンバー一丸となって、(社)日立青年会議所の41年目の歴史を築いて参りましょう。
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事業と運動展開 |
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我々が事業を行なう上でまず考えるべき事は、取り組む課題についての充分な「調査・分析」です。この部分を軽視すると、中身の薄いうわべだけの事業になってしまいます。
今、何が社会問題なのか、また何をどう取り組むべきか、どの様な行動をとれば地域社会のためになるのかといった「調査・分析」を確実に行なった場合、事業を行なう際にもしっかりとした「目的・目標」が見えてくるはずです。この様な委員会運営が図れれば、たとえその委員会の方向性がずれてしまったとしても、軌道修正が容易に出来るはずです。これらのプロセスを踏まえた上で、その事業の評価や効果をメンバーで検証しながら次に繋げて行くことが重要なのではないでしょうか。
また、我々が抱える問題の1つに単年度制という言葉をよく耳にします。単年度制は本当に問題なのでしょうか。私はそうは思いません。当該年度の委員会が、自分たちの取り組む課題に対して明確なビジョンを持ち、5年先10年先の未来を見据えた運動を起こす事が出来たならば、自然にその想いは広がり継続した委員会や事業に繋がるはずです。
また、継続的な委員会や事業に発展させる為には、確実な事業の引き継ぎが重要である事は、言うまでもありません。継続的な委員会や事業を増やす事が出来れば、自分たちの自信にも繋がり対外的にも、我々の存在意義を示して行く事が出来るのではないでしょうか。
2007年度、我々は今一度基本に返り、これらのサイクル「調査・分析・企画・運営・評価さらには効果」を確実に行なった上で、未来を見据えた事業を展開して参りましょう。
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拡大と広報 |
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今日において、(社)日立青年会議所は100名の会員を下回り、会員数は減少の一途をたどっております。私達メンバーはこの状況を真摯に受け止めなければなりません。現在の状況は社会情勢のみならず、事業内容やJC運動の結果であるように思います。組織を維持し進化させていく為には、会員の拡大は重要な課題です。全国的にも会員の減少は進んでいるものの、会員の拡大に成功しているLOMも多々見られます。対外的に高い公益性を及ぼす事業や自分たちの事業に「自覚と責任」を持ち、メンバーがJCの魅力やメリットを正確に伝える事が出来れば、会員の拡大に繋がるのではないでしょうか。
また、青年会議所は広報が不得意だとも言われております。上記を踏まえたうえで、戦略的に広報活動にも力を入れていきたいと思います。是非とも高い目標に向かって進んで参りましょう。
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結びに |
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2007年度、「朝日立ち昇るまち日立」に落ちている色々な可能性という「種」を見つけましょう。その「種」がやがて根づき、何年か先に素晴らしい沢山の実を実らせる為に、「英知と勇気と情熱」という「肥やし」を与えましょう。未来の収穫が多ければ多いほど、2007年度の成果であったと言えるはずです。未来の沢山の収穫をイメージし、「自覚と責任」をもって共に邁進して参りましょう。
2007年度、(社)日立青年会議所の活動が、皆様にとって実り多きものとなるよう、事業を展開して参ります。皆様のご支援ご協力を宜しくお願いいたします。
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