2012年度 社団法人 日立青年会議所


アカデミー研修室方針

 

アカデミー研修室担当副理事長 鈴木 良亮

 昨今、企業のコンプライアンスが叫ばれていますが、その一方で企業不祥事のニュースも後を絶ちません。ただ自分だけが良ければ、自分だけが儲かればという考えでは、いずれ市場、ひいては社会から取り残されていく事は明らかです。そうならないためにも私たちは青年経済人として、経営者として多くのことを学ばなければなりません。それには青年会議所という団体は絶好の学びの場であります。
 青年会議所は40歳を迎えると卒業し、毎年新たなメンバーを加えるというサイクルアップを繰り返し活動している団体です。したがって、入会間もないメンバーの力は、今後の青年会議所活動において重要な原動力であります。この一年間でJC運動の行動綱領としてあるJC三信条「奉仕・修練・友情」を体現しながら、様々なJC活動に積極的に参加することによりメンバー間の結束を深め、同時に「気づき」を得ることにより、個人の資質をも高めることが可能となります。また、この入会間もない時期に見たもの、聞いたもの、触れたもの全てが、その後の活動に大きな影響を及ぼすことは言うまでもありません。事業を通じて苦楽を共にし、議論しあった仲間は、友情を育みながら、生涯を通じた友人へと発展することでしょう。
 ゆえに、アカデミー研修室としては、委員会メンバーが積極的にJC活動に参加できるようサポートし、自分の発言や行動に責任を持つことについて学び、お互いが更に期待と信頼に応えていくことのできる実行力と、それを生かす行動力を身につけることができるよう活動していきます。同時に、先輩にあたる我々が自らを律してメンバーと接することにより、我々も「品格のある青年」としての自覚を持ち、充実した活動が行えるものと確信します。
 青年会議所の存在意義をもう一度見つめ直し、理解を深め、知識を学び、充実した活動を行う事で、地域に根ざした未来の日立を担うJAYCEEを目指して運動していきましょう。