2008年度 基本資料
研修室運営方針
2008年度(社)日立青年会議所
研修室担当副理事長 大部 諭
我が国には、悠久の歴史より培われた誇りや、自分を犠牲にして他人のことを思いやる利他主義の精神が存在していました。しかし現在その精神が少し薄れて来たのではないでしょうか。JAYCEEはその価値観を再認識し、地域社会の規範となる必要があると思います。しかしあまりにも個々の人間が過剰に自由奔放になり、様々な問題を抱えている現代社会において、その目的の実現はそう簡単なものではありません。
人は良いと分かっていてもなかなか行動に移せないものです。それ故、JCに於いては、常に何かを自問自答し、気付き、その結果、個々の能力や心の限界の壁を突き破り、これまでの自分を超えたJAYCEEを育成する運動が必要だと思います。
例えば、日頃から捨てられたタバコを1本でも拾う心がけや、人の努力や成果に対しては心からの賛辞を評しそれを実行すれば、JAYCEEは批判することから模範になるでしょう。
本年度研修室はアカデミー委員会と研修委員会の2委員会で構成されます。
アカデミー委員会は、次世代を担う頼もしいリーダーとなるためにも、JAYCEEとしての意識を高め、能力を磨いて行きたいと思います。そうすることで、社会的な責任を自覚し、質の高いJC運動を通しながら、地域に求められる人材から人財へと進化して行きたいと思うからです。
JCは社会に貢献する人材育成の場でもあります。私たち一人ひとりが地域を支え、より良い社会を創造する担い手であることを常に自覚するために、研修委員会では、向上心をもって社会に応じた研修に努めていきたいと思います。
「OMOIYARI研修室」に向けた第1歩を踏み出すために、JCの魅力を魂と体で実感でき、単なる知識の習得ではなく、それが知恵となり、英知となってメンバーに備わり、勇気と情熱が内から湧いてくるような実践的な事業を目指して行きます。
豊かな地域社会は人間味溢れる豊かな心から。
失敗を恐れず和を以って事業に参加し、JC運動を共に味わいましょう。
ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします。